お帰り日南線 3カ月ぶりに全線で運転再開 宮崎駅で出発式

平塚学
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 台風14号の大雨による土砂崩れで不通になっていたJR日南線の青島(宮崎市)―志布志(鹿児島県志布志市)間(76・2キロ)が11日、始発から運転を再開し、約3カ月ぶりに全線が開通した。この日は宮崎駅で出発式があり、訪れた住民らが旗を振って再開を祝った。

 9月の大雨では、日南線の小内海駅(宮崎市)付近で大規模な土砂崩れが起き、国道220号と日南線が寸断された。JR九州によると、沿線で計14カ所が被災し、小内海駅では線路や駅舎が流されるなどの被害が出た。駅舎と階段は造り直し、流失した線路も張り替えたという。

 出発式は観光特急「海幸山幸」の運行に合わせてあり、河野俊嗣・宮崎県知事や宮崎・鹿児島の沿線の市長らが出席した。河野知事は「復旧まで相当かかると心配していたが、早期の復旧に改めて感謝します。これからも日南線をみんなで盛り上げていきましょう」とあいさつした。

 息子3人と観光特急に乗った宮崎市の中村富美香さん(44)は「運転再開を子どもたちも喜んでいる。復旧までの皆さんの大変な作業を思うと、本当にうれしい」と話した。(平塚学)