理想と現実の狭間、超大国は無理をしたのか? 民主主義サミット閉幕

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アメリカ総局長・望月洋嗣
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 バイデン米大統領の肝いりで開催された民主主義サミットを、米メディアは大きなニュースとしては扱わなかった。サミット最終日の10日、米主要紙の1面にそろって掲載されたのは、米連邦議会議事堂で執り行われたボブ・ドール元上院議員の告別式の写真だった。

 参列したバイデン大統領(民主党)は、98歳で亡くなった共和党のドール氏について「私たちは多くのことで意見が違ったが、重要なことでは一致していた。協力する方法を見いだすことができた」と述べ、その死を悼んだ。

 会場となった米議会議事堂を、バイデン氏は「米国の民主主義の心臓部」と呼んだ。米民主主義の象徴とも言える議事堂は、今年1月6日、大統領選の結果を受け入れない人々に踏みにじられた。米国民が世界に誇ってきた民主主義の威信はこの事件で地に落ちた。

 あれからほぼ1年、バイデン…

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