曽我ひとみさん、母への想い 90歳誕生日「祝ってやれず、つらい」

古西洋
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 北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(62)=新潟県佐渡市在住=と「曽我さん母娘を救う会」などは11日、同市の両津港ターミナルで拉致被害者の全員救出を求める署名活動を行った。北朝鮮人権侵害問題啓発週間の取り組み。

 曽我さんは1978年8月、自宅近くの路上で母ミヨシさん(当時46)とともに工作員に拉致された。曽我さんは2002年に帰国したが、今月28日で90歳になるミヨシさんは行方不明のままだ。

 曽我さんは「誕生日を祝ってやれず、さみしくつらい。被害者家族は高齢になりこれ以上待つことはできません。岸田首相には一日も早く日朝会談を実現させ、全力で解決してほしい」と語った。

 帰島する孫を迎えに来て署名に応じた市内の女性(61)は「曽我さんのお母様や他の被害者が家族と会えるように表明させてもらいました」と話した。佐渡市によると、この日の署名数は340筆。06年に始まった署名活動で累計約5万3千筆が集まった。(古西洋)