【詳報】首相がにじませる「聞く力」10万円現金一括給付容認に転換

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 岸田文雄首相にとって初めてとなる一問一答での衆院予算委員会。質問者は自民党総裁選で岸田氏に挑んだ高市早苗政調会長や、野党からは立憲民主党代表選に立った小川淳也政調会長ら。10万円給付をめぐる問題や新型コロナオミクロン株への対応など、論戦を追っていきます。

12月13日の衆院予算委員会・質問者と質問時間(予定)

9:00~10:00 高市早苗氏(自民)

10:00~10:40 牧原秀樹(自民)

10:40~11:20 島尻安伊子氏(自民)

11:20~12:00 石川昭政氏(自民)

《休憩》

13:00~13:47 竹内譲(公明)

13:47~14:12 伊佐進一氏(公明)

14:12~15:12 小川淳也氏(立憲)

15:12~15:52 長妻昭(立憲)

15:52~16:32 江田憲司(立憲)

16:32~17:00 石川香織氏(立憲)

9:00

衆院予算委、始まる

 衆院予算委員会の午前中の審議が始まった。

9:05

国債発行額は「必要なもの積み上げた結果」

 衆院予算委員会の質疑でトップバッターに立った自民党の高市早苗政調会長は、政府がまとめた過去最大の経済対策に触れ、「総理は所信表明演説で財政健全化にも言及していたが、今回の国債発行額の規模は大きすぎると考えるか」と質問した。

 これに対し、岸田文雄首相は「必要なものをしっかりと積み上げた結果、55・7兆円、国債発行22兆円という数字になった。今は緊急時で国民の命や暮らしを守るためにあらゆる手立てを講じなければならない」と語った。

 さらに高市氏は、経済が成長軌道に乗るまで一時的に、基礎的財政収支プライマリーバランス)を黒字化するという政府の財政再建目標を凍結するべきだという持論を展開。「まずは積極財政で成長への道筋を示すことによって、最終的には税収も増える形を作るということが最優先だ」と主張した。

 首相は「経済の成長と分配の好循環をしっかり実現していかないといけないと」と応じた。

9:20

首相、10万円は「年内から一括給付も選択肢」

 岸田文雄首相は18歳以下の子どもへの10万円相当の給付について、「自治体の判断によって地域の実情に応じて選択肢として年内からでも先行分のこの5万円の給付と合わせて10万円の現金を一括で給付する形で対策を実行することも選択肢の一つとしてぜひ加えたいと思っている」と語った。

 これまで政府は5万円分を来春にクーポンで支給とするとし、10万円を全額現金給付するためには「特別な事由」が必要だと都道府県に説明。首相の答弁は、これまでの政府方針の転換を図る考えを示した形だ。一方、全額現金で給付するための「特別な事由」の扱いについて、首相から詳しい説明はなかった。

 自民党の高市早苗政調会長がクーポン支給について、事務経費が高額な点や地方自治体ワクチン接種の対応で多忙な点を挙げ、「現金10万円を一括給付すべきだといった指摘がある。準備を考えても、もうタイムリミットだと感じているが、総理の明確なご見解を」と質問した。

9:30

安倍元首相の台湾発言めぐり攻防

 安倍晋三元首相が1日にあっ…

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