児童養護施設で働くやりがい 現役職員らが発信 目の前の子のために

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畑山敦子
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 人手不足に悩む児童養護施設で働くことへの関心を広げようと、現役の施設職員や子どもの福祉にかかわる人らでつくるNPO法人が、施設の紹介や求人などの情報サイト運営や大学での説明会などをしている。児童虐待の増加で子どもを支える場として重要性が増す中、代表の大山遥さん(36)は「仕事のやりがいを知ってもらい、志望者が増えることで子どもに丁寧に向き合える環境をつくりたい」と、支援を呼びかけている。

 大山さんは都内の児童養護施設で非常勤職員として働くかたわら、NPO「チャイボラ」の代表を務める。親の元で暮らせず、社会的養護が必要な子が暮らす児童養護施設、乳児院などの採用に関する情報を発信するウェブサイト「チャボナビ」(https://chabonavi.jp/別ウインドウで開きます)や施設の見学会、大学などで仕事を紹介する説明会を開いている。

会社員から児童養護施設職員に

 もともと教育教材の企業で働いていたが、児童養護施設に教材を寄付しようと問い合わせた際に施設が人手不足だと知り、子どもを支えたいと保育士資格をとって施設職員になった。

 施設に来たある男の子は当初、乱暴な言葉を話したり、朝や夜寝る前の準備を嫌がったりしていた。職員が根気強く一緒に時間を過ごすうち、数年後には、男の子は自ら準備をし、職員を思いやる言葉を口にするようになったという。「大人への不信感が強い子にも、丁寧にかかわることで何かが残ると感じる」と大山さん。

人手の確保に苦労 

 ただ、理念を実現するための…

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