令和由来・太宰府の梅が続々グルメに 堂々と使えるようになった事情

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渡辺純子
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 梅風味のスイーツに肉料理、せんべい――。令和の由来となった「梅花の宴」の舞台・福岡県太宰府市で、シンボルの梅を生かしたご当地グルメの発表が相次いでいる。大宰府政庁跡などの史跡地に実った梅を堂々と商業利用できるようになったためだ。これまで市をためらわせていた事情とは。

 梅風味のソースが博多和牛を引き立てる肉料理、爽やかな甘みの梅のジュレ、梅シロップ入りのパルフェ――。11月下旬、太宰府天満宮の隣にある「HOTEL CULTIA」で開かれた新作発表会には、華やかな梅料理が並んだ。

 素材の梅は大宰府政庁跡などに実ったものを、市が提供した。試食した楠田大蔵市長らは「それぞれ特徴があって、めちゃくちゃおいしい。これはブレークしますね」「さっぱりしていて、もたれない」と褒めた。いずれも期間限定で提供される。

 近くのレストラン「梅の花太宰府別荘 自然庵(あん)」も10月下旬、新作「もっちり嶺岡と梅の実ジュレ」を発表した。素材は同じく市内の史跡地の梅。コロナ禍による外食控えで仕事が減っていたキッチンを、新メニュー開発にあてた。地元の梅という点でも好評で、用意した5千食は1カ月ほどで完売した。

 ほかにも、めんたいこ入りせんべい「めんべい」の梅味版「うめんべい」、梅風味ののりのつくだ煮「うめのり」など、新作が目白押しだ。

シンボルなのに使えなかった梅

 今秋以降、梅のご当地グルメが次々生まれたのには、わけがある。

 太宰府市内には古代の政治の…

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