首都高にコンクリ片散乱 ダンプ運転手を道交法違反容疑で書類送検へ

大山稜
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 首都高速道路で10月、ダンプカーを運転中に大量のコンクリート片を落としたとして、警視庁は13日、宇都宮市の40代の会社員の男を道路交通法違反(運転者の順守事項違反)の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。コンクリート片は横10メートル、縦40メートルほどの範囲に散らばり、約3時間半にわたって交通規制された。最大で約9キロの渋滞も発生したという。

 送検容疑は、10月11日、ダンプカーを運転中、運転者に義務づけられている貨物の転落防止の措置を怠ったというもの。午前7時50分ごろ、東京都中央区日本橋箱崎町の首都高速6号向島線(下り)で、コンクリート片が落下した。男は停車したり、警察官に通報したりせず、そのまま走り去ったという。

 男は容疑を認めており、「産業廃棄物輸送のアルバイトを9月から始め、積載作業に不慣れだった」などと供述しているという。

 警視庁によると、首都高速で起きた車両からの物の落下事案は今年、12月7日までに1万6841件起きた。このうち2件が人身事故につながったという。年末は車両が増えるため重大事故につながる恐れがあるといい、同庁幹部は「積み荷の適正な積載をして欲しい」と呼びかけている。(大山稜)