漫画家・奥浩哉が見た「イカゲーム」 間口広いデスゲーム、世界へ

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構成・佐藤美鈴
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 ネットフリックスで配信され世界的ヒットとなった韓国ドラマ「イカゲーム」。多額の借金を抱えた人たちが賞金を求め、生死をかけてゲームに挑む姿を描いた。「GANTZ」「いぬやしき」など緻密(ちみつ)な描写や非日常の世界観で知られる漫画家の奥浩哉さんが、デスゲーム作品としての同作の魅力などについて語った。

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 「映画依存症」みたいな感じで、時間が空いたらとにかく面白い作品を探して見ちゃう。ネットフリックスやアマゾンプライム、あとは映画館にもしょっちゅう行っています。「イカゲーム」は配信が始まった頃、ツイッターでも騒がれていて見てみたら、やっぱり面白かった。クオリティーが高くて、お金もかかっていて、ドラマというよりかは長い映画がずっと続く感じ。日本の漫画を思い出させる部分もありましたが、もっと間口が広く、世界の人に届くよう、うまく料理してあるという印象でした。

 実は漫画って、人物のリアリティーとかはあまりいらなくて、みんな漫画だからという感じで許してくれるんですけど、「イカゲーム」のキャラクターはすごくリアルで、間口を広げるのに成功している。主人公は心の葛藤が見て分かるような人物で、すごく悪いやつでも、善人でもなく、人間ってこういうときにこういう態度をとるなぁ、というところがよく出ていて、感情移入しやすかった。脱北者の女の子も、ラスボスのあの人も、全世界の人が見てもリアルな人間だと思えるようなキャラクター設定だと思いました。

 記事後半では、奥さんの代表作「GANTZ」との比較についても聞いています。

 印象的な場面もいくつもあっ…

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