京都の花街で正月準備の「事始め」 芸舞妓ら、師匠にあいさつ回り

大貫聡子
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 京都の花街で13日、芸舞妓(げいまいこ)たちが芸事の師匠やなじみのお茶屋を訪ね、今年1年のお礼と新年に向けたあいさつをする伝統行事「事始(ことはじ)め」があった。花街はこの日から正月の準備に入る。昨年はコロナ禍で規模を縮小しており、例年通り行うのは2年ぶり。

 京都市東山区京舞井上流五世家元・井上八千代さん(65)宅には、京都五花街の一つ、祇園甲部の芸舞妓らが次々と訪れ、「おめでとうさんどす」とあいさつ。井上さんは「きばってください」と一人ひとりに声をかけ、1年の労をねぎらい、松と梅が描かれた祝儀の舞扇(まいおうぎ)を手渡した。稽古場には門弟たちが届けた鏡餅が並び、迎春ムードが漂っていた。

 あいさつを終えた舞妓の槇沙子(まさこ)さん(19)は「来年の都をどりに向けてがんばりたい」と話した。(大貫聡子)