「天国に一番近い島」世界が注視 豊かな資源、影響力増すあの国

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西村宏治、パリ=疋田多揚
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 「天国に一番近い島」と呼ばれる仏領ニューカレドニアで12日、フランスからの独立を問う住民投票があった。反対票が圧倒的多数を占め、フランスにとどまることになった。独立派はコロナ下の投票に抗議してボイコットを呼びかけたが、仏政府は投票は有効と判断。南太平洋に進出する中国を牽制(けんせい)する拠点を失う事態は免れたが、島内の分断は残されたままだ。

 独立派の「カナク社会主義民族解放戦線」(FLNKS)は13日、「投票結果の正当性を認めない」との声明を出した。今後の自治をめぐる仏政府との協議も欠席するといい、なおも独立運動を続ける構えだ。

 四国ほどの面積に約27万人が住むニューカレドニアは、もともと1853年にフランスが領有を宣言し、その後植民地化した。1980年代に独立運動が活発化。経済格差などへの不満を背景に、人口の約4割を占める先住民カナクが独立運動の中心を担った。

 独立派は88年、10年後に…

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