沼津内浦漁師がワカメ養殖に挑戦

岡田和彦
【動画】静岡県沼津市の漁師がワカメ養殖に挑戦=岡田和彦撮影
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 静岡県沼津市の内浦湾で2人の漁師がワカメの養殖に挑戦している。海が荒れて出漁が難しくなる冬場にできるワカメ養殖を漁師仲間に広めようと、漁協の協力も得ながら事業化を目指している。

 2人は内浦漁業協同組合所属の小林大介さん(40)と日吉勝也さん(38)。7日に種苗の植え付け作業をした。ワカメは水温が下がる冬場に育つ。

 伊豆半島沿岸では近年、黒潮の大蛇行、記録的な暖冬、さらには地球温暖化の影響で海水温が高い状況が続いている。また、藻食性魚類が海藻を食い尽くす食害も起きており、ワカメの生育条件は厳しい。

 小林さんたちは少しでも海水温が下がる海域を探して、川が流れ込む場所を養殖場所に選んだ。神奈川県の業者から長崎系と神奈川系の2種類の種苗を購入して植え付けていき、どちらが内浦の環境に合うかを試す。

 7日は、海面に張った延長約70メートルのロープに、種苗を仕込んだ長さ約3メートルのロープをつり下げていった。記者が潜水して様子を見てみると、10センチ足らずのワカメの赤ちゃんが流れに揺れていた。順調に育てば1月末から2月にかけて収穫できるという。

 小林さんは「簡単ではないと思うが、工夫を重ねて特産品に育てていきたい」と意気込む。将来的には自ら種苗生産することも目指している。(岡田和彦)

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