ブルガリア新首相に若手起業家ペトコフ氏 混乱超え、安定政治目指す

ローマ=大室一也
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 ブルガリアで13日、新しい首相に若手起業家のキリル・ペトコフ氏(41)が就任した。同国は今年4月以降3度も総選挙があり、政治的混乱が続いていたが、ペトコフ氏率いる新党と他3党が連立に合意。新政権は政治を安定させ、深刻化する汚職の排除や新型コロナウイルス対策などに取り組む方針だ。

 ペトコフ氏は米ハーバード大のビジネススクールに学んだ起業家で、総選挙の間にできた暫定政権で一時、経済相を務めた。同国では昨年、当時のボリソフ政権の汚職体質を批判する抗議デモが各地で発生するなど汚職問題が深刻化。ペトコフ氏は11月の3度目の総選挙を前に仲間と「反腐敗」の中道政党を立ち上げ、選挙では単独過半数に及ばないものの第1党となり、社会党など3党と連立を組んだ。

 4月の1回目の総選挙では、ボリソフ氏率いる中道右派政党が第1党となったが、単独過半数に至らず、他党との連立政権づくりに失敗。7月の2度目の総選挙ではポピュリズム政党が第1党となったものの、単独過半数に届かず、連立協議も不調に終わり、政治的混乱が続いていた。(ローマ=大室一也)