アベノマスク含む大量在庫、見えぬ解消策 岸田首相「反省点あった」

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斉藤太郎
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 新型コロナウイルス対策として政府が調達した「アベノマスク」を含む布マスク約8千万枚が使われずに倉庫に眠っている問題で、岸田文雄首相は14日の国会論戦で「反省すべき点があった」と述べた。在庫の解消策については「予断を持って申し上げるのは控えたい」と具体案を示すことはなかった。

 布マスクは昨年4月、当時の安倍晋三首相が全世帯に配布すると表明し、アベノマスクと呼ばれた。別に配布した介護施設向けなどと合わせて、国は計約2億9千万枚を調達したが、今年3月末時点で3割近い8272万枚が倉庫に残っていることが、会計検査院の調査で判明した。

 この日の衆院予算委員会で、立憲民主党逢坂誠二代表代行は布マスク配布計画をめぐり「客観的に見て失敗だったと言わざるを得ないのではないか」とただした。

 岸田首相は「マスクが逼迫(ひっぱく)し、社会に不安が広がっている中、少しでも国民の不安を和らげ、国民の健康を守りたい思いで緊急的に実施されたものだと認識している」と強調。その上で「会計検査院からも指摘があった。検証すべき、または反省すべき点があったということは、しっかり受け止めなければならない」と語った。

 逢坂氏が布マスクの配布計画の妥当性を検証すべきだと主張したのに対し、首相は「そうした考え方はしっかり受け止め、具体的にどこでどう検証するかを一度考えてみたい」と一定の理解を示した。

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