米体操界の性的虐待事件に区切り、433億円で和解 米五輪委は謝罪

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ロンドン=遠田寛生
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 世界のスポーツ界を揺るがした事件にようやく区切りがつきそうだ。

 米国体操協会の元チームドクターらが長年にわたり性的虐待を繰り返してきたとされる問題だ。

 問題を把握しながら放置したとして、被害者たちは米国体操協会や米国オリンピック・パラリンピック(USOPC)を訴えていた。

 13日、和解が成立し、総額3億8千万ドル(約433億円)が500人以上といわれる被害者に支払われることになった。

 発端は米国体操協会の元チームドクター、ラリー・ナサー受刑者だ。2018年に最大で禁錮175年の判決を言い渡されている。

 ナサー受刑者は女子体操選手らに治療を装って性的虐待を繰り返し、被害者は300人を超えるとされている。

 多くは診察台の上で起きたといわれている。ただ、同受刑者が持つ協会への影響力を考えると、怖くて声を上げられなかったという。

 AP通信によると、ナサー受刑者以外のケースは、米国体操協会に何らかの関係がある者たちによる虐待だったと報じている。

診察を受けるたびに・・・

 事態が大きく動いた一つの要因は16年。レイチェル・デンホランダーさんの告発だった。

 ミシガン州出身の元体操選手…

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