日向灘で新たなサンゴを発見 日向なのに名前に「パリ」のわけ

小堀龍之
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 宮崎県沖の日向灘で見つかったサンゴが新たに「ヒュウガパリカメノコキクメイシ」と名付けられた。宮崎大学千葉県立中央博物館などのチームが国際学術誌に発表した。

 サンゴの群体の大きさは数十センチで、本州から沖縄にかけて生息する。もともとは「パリカメノコキクメイシ」というサンゴと同じ種と考えられていた。「パリ」はフランスの首都とは関係なく、「パリ状葉」という骨格の特徴にちなんだ名前だ。

 このサンゴには繁殖時に精子と卵が塊になった「バンドル」を放出するタイプと、卵と精子をばらばらに放出するタイプがいたため、遺伝子や骨格を詳しく調べたところ、前者が別種と判明した。

 宮崎大の深見裕伸教授は「まだまだ日本近海には名前が付いていないサンゴが潜んでいる可能性がある」として、サンゴ礁の保全にとって重要な成果だとしている。(小堀龍之)