「日暮れも忘れる美しさ」 西本願寺の国宝・唐門、40年ぶり修復

北村有樹子
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 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺京都市下京区)の国宝・唐門(からもん)が約40年ぶりの修復を終え、飾り金具や黒漆の輝き、木彫の彩りがよみがえった。

 孔雀(くじゃく)や獅子、麒麟(きりん)など100点余りの豪華な彫刻が門に施されており、桃山建築の代表作の一つとされる。見ていると日が暮れるのも忘れるほど美しいとして、「日暮門(ひぐらしもん)」とも呼ばれる。高さ約8・7メートル、幅約5・4メートル、奥行き約4・4メートル。境内南側に立つ。

 修復は2018年に始まり、今年9月に終わった。ヒノキの皮を密に重ねた檜皮(ひわだ)ぶき屋根をふき替え、門全体の黒漆を塗り直した。彫刻は、詳細な調査で顔料を特定して彩色。飾り金具は漆を塗って金箔(きんぱく)を貼りつけた。寺の担当者は「美しくよみがえった姿を見に来てほしい」と話している。(北村有樹子)