「逆恨みの犯行ならやりきれない」 愛知・中3刺殺、遺族がコメント

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 愛知県弥富市の市立中学校で3年生の男子生徒(14)が刺殺された事件で、この生徒の両親が14日、代理人弁護士を通じてコメントを出した。全文は以下の通り。

       ◇

 今の気持ちですが、事件により息子が亡くなったことを今でも信じられない、信じたくない思いです。目覚めるたびに亡くなった悲しみともう会えない寂しさで胸が張り裂けそうになります。

 事件があった11月24日以降、絶望感の中で息子の葬儀だけは何とかしてあげなくてはとの思いだけでした。

 葬儀後、自宅に戻ってからはいつも当たり前に一緒にいた息子がいない現実を受け入れることができないこと、また家のどこを見ても息子との思い出がよみがえり悲しみに耐えられない状態がずっと続いています。

 息子は誰にでも優しく家族思い、友達思いの子です。

 性格は明るく好奇心旺盛で行動力があります。

 家では弟の面倒をよく見てくれて私達が仕事から帰るまで一緒に遊んでくれたり、時には勉強もみてくれていました。

 お手伝いも積極的にやってくれて本当に助かり感謝していました。

 家族の誕生日や父の日、母の日はプレゼントとともに手紙を必ずくれる子でした。今幸せに暮らせるのは父さんとママのおかげですと感謝の気持ちのこもった手紙をいつもくれて私達もその手紙を楽しみにしていました。

 事件後、学校の先生や同級生が多数お悔やみにきてくれて一様に男女関係なく仲良くし、クラスの中心になって盛り上げるなどリーダー的存在だったと言っていただきました。

 まだ裁判所で審判が開かれたわけでもなく、私たちにも事実関係の詳細はわかりませんが、いじめがあった、嫌なことをされたとの一方的な報道があった為に、さも息子がいじめの報復で殺害されたような報道をされ、息子を失って悲嘆に暮れている中、私達は更に深く傷つけられました。

 息子は人の嫌がることをしたり人を傷つけるようなことを言ったりする子ではありません。

 家でも学校でもその他の場所でもどこに連れて行っても人見知りせずいつも笑顔で話している印象しかありません。

 息子を逆恨みした上での犯行ならば本当にやりきれない思いです。

 加害者に対しては、私達が愛情を持って育ててきた大切な息子を奪い、取り返しのつかない凶悪な行為をしたことについて絶対許すことはできません。一生をかけて償ってもらいたいと思っています。

 今後審判する家庭裁判所においても、加害者を厳重に処分していただきたいと思います。