沖縄・辺野古の土砂投入3年 海で、陸で、移設反対の市民が抗議

沖縄はいま

吉本美奈子、福井万穂
【動画】土砂投入から3年を迎える辺野古基地建設現場沖でカヌー31艇含む約50人が抗議集会を行った=吉本美奈子撮影
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 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設計画で、政府が名護市辺野古沿岸部に土砂投入を始めて3年となった14日、移設に反対する市民らは、海上や工事車両が行き交う陸上で抗議の声を上げた。

 海上では、工事が進む護岸付近で、カヌー31艇と抗議船に乗った約50人が反対集会を開き「STOP埋め立て」「沖縄の未来は沖縄が決める」と書かれたパネルを掲げた。

 4年前から海上での抗議行動に加わる安里邦夫さん(49)は、沖縄が日本に復帰した1972年生まれで、普天間飛行場に隣接する普天間第二小の出身。名護に約10年住んでいたこともある。しかし、基地問題をめぐって声をあげるべきだと考えるようになったのは、子どもが生まれてからという。「辺野古移設は、口先だけ寄り添う日本政府の象徴。(抗議が)すぼんでしまったらいけない」

 陸上でも、工事車両が出入りする米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議集会が開かれ、約220人(主催者発表)が参加。約50キロ南の浦添市から駆けつけた石井祺宜さん(76)は「土砂の投入量はまだ1割にも満たない。政府のやり方に踊らされず、あきらめずに声を上げていきたい」と語った。集まった人たちは玉城デニー知事が政府の設計変更を不承認としたことを受け、「工事は中止すべきだ」「知事の判断を後押ししよう」などと訴えた。(吉本美奈子、福井万穂)

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