詐欺防止訴えるトイレットペーパー500個、スーパーに いわき南署

長屋護
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 【福島】「まず疑い!すぐ確認!すぐ相談!」「銀行協会です。あなたの口座が危険です」――。スーパーのトイレでトイレットペーパーを使おうとすると、プリントされた特殊詐欺防止の呼び掛けや、様々な詐欺の手口を描いた漫画が目に飛び込んでくる。

 いわき南署などは13日、このトイレットペーパーをいわき市を中心にスーパーを展開する「マルト」の5店舗に計500個贈った。

 トイレットペーパーは市販のもので、行政機関や金融機関などが特殊詐欺防止の啓発グッズとして利用するなどしている。今回は同署が、いわき南地区防犯協会連合会と連携して用意した。同署によると県内初の試みで、スーパーのトイレに設置すればより多くの人の目にとまり、特殊詐欺防止効果があがると考えたという。

 同署管内では8月、60代女性が約117万円のなりすまし詐欺被害に遭っている。この日はマルトSC窪田店で贈呈式が行われ、マルトグループホールディングスの根津貴昭・取締役人事部長は「地元企業として協力したい」と語った。同署の菊池一志署長は「悪質な犯罪を1件でも多く防ぎたい」と話している。(長屋護)