第21回大佛次郎論壇賞に益田肇さん「人びとのなかの冷戦世界」

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 政治経済や社会、歴史などの優れた論考を顕彰する第21回大佛(おさらぎ)次郎論壇賞(朝日新聞社主催)は、シンガポール国立大学准教授・益田肇(ますだはじむ)さんの「人びとのなかの冷戦世界 想像が現実となるとき」(岩波書店)に決まった。賞牌(しょうはい)と副賞200万円が贈られる。

 無名の人々の日常の営みと想像の連鎖が「冷戦」という新たな現実を生み出した過程を分析し、第2次世界大戦後の歴史に新たな光を当てた。来年1月28日、東京都内で朝日賞大佛次郎賞、朝日スポーツ賞とともに贈呈式がある。

 益田さんは1975年、大阪府生まれ。専門は東アジア近現代史、アメリカ外交史、グローバルな視野を持つ社会史。立命館大学卒業後、新聞社勤務を経て渡米。コーネル大学大学院で博士号(歴史学)を取得した。受賞作は第75回毎日出版文化賞(人文・社会部門)も受賞している。