米国務長官、東南アジアへの関与強化を表明 中国への対抗心色濃く

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ワシントン=園田耕司 ジャカルタ=半田尚子、バンコク=西村宏治
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 東南アジア歴訪中のブリンケン米国務長官は14日、最初の訪問先であるインドネシアの首都ジャカルタで演説し、インド太平洋地域への関与を強める外交安全保障政策の基本方針を説明した。中国の南シナ海での活動を非難し、同盟国・友好国との連携を強化する考えを示したが、米中双方から恩恵を得たい東南アジア側には中立を保とうとする姿勢が目立つ。

 初の東南アジア歴訪となるブリンケン氏の演説は、同地域で影響力を強める中国への対抗心を色濃く反映したものとなった。冒頭、「我々は自由で開かれたインド太平洋を推進する」と宣言。国軍がクーデターを起こしたミャンマーなどを挙げ、米政権が重視する民主主義や人権問題に取り組む考えを強調した。

 そのうえで「ルールに基づく秩序」の重要性を指摘。南シナ海での中国の軍事活動を「攻撃的な活動」と非難し、周辺地域において年間3兆ドル(約340兆円)超の商業活動を脅かしていると語った。「台湾海峡の平和と安定」を守る考えも強調した。

 さらに、米政権は同盟国・友…

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