乗って、観光盛り上げて 被災ローカル鉄道4社が合同復興乗車券

堀越理菜
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 2016年の熊本地震で被災した熊本電鉄と南阿蘇鉄道、20年の記録的豪雨で被災したくま川鉄道と肥薩おれんじ鉄道のローカル鉄道4社が、15日から合同復興乗車券を限定発売する。地域の観光を盛り上げて復興をめざす取り組みだ。

 熊本電鉄と南阿蘇鉄道、くま川鉄道は熊本県内を走り、肥薩おれんじ鉄道は熊本、鹿児島両県にまたがる。4社は、線路への土砂流入や施設の損壊、橋の流失などの被害を受けた。

 乗車券は、4社と復興支援などに取り組む一般社団法人「BRIDGE KUMAMOTO」(熊本市)と、映像配信業の「さいばーとれいん」(熊本県合志市)が企画した。熊本市在住のイラストレーターわたなべみきこさんが4社の列車などを描き下ろした台紙を開くと、4枚の切符が入っている。

 切符を使うと、熊本電鉄は全線1日乗り放題。南阿蘇鉄道は中松―高森で1日乗り放題。くま川鉄道は先月に部分運行再開した肥後西村―湯前で1日乗り放題。肥薩おれんじ鉄道は八代―佐敷で乗車できる。500冊限定で、6千円(税込み)。有効期間は来年8月31日まで。BRIDGE KUMAMOTOの担当者は「切符を使って熊本の北から南まで観光してほしい」と話す。

 肥薩おれんじ鉄道の八代駅と佐敷駅、南阿蘇鉄道高森駅、熊本電鉄くまでんSHOP、BRIDGE KUMAMOTOオンラインショップで販売する。問い合わせは鉄道各社まで。(堀越理菜)