「裏切られた」「合格通知に怒り」 東京医大不正入試訴訟で原告証言

有料会員記事

三島あずさ、阿部朋美
[PR]

 女性を一律に不利に扱うなど、不正入試が発覚した東京医科大を受験した女性28人が、「不公正、不公平な入試を受験させられた」として同大に計約1億5200万円の賠償を求めた訴訟で、原告4人の本人尋問が15日、東京地裁であった。4人は「得点操作があると知っていたら、受験しなかった。裏切られた思いだ」などと訴えた。

 原告は2006~18年度の入試を受けた元受験生。「性別という、受験生個人の努力や意思ではコントロールできない属性を理由に不利に扱われた」として慰謝料などの支払いを求めて19年に提訴し、大学側は請求棄却を求めている。この訴訟で、原告の本人尋問が行われるのは初めて。

 東京医科大を3年にわたって受験したという女性(27)は「頑張れば報われると思っていた入試で、『女性や年をとった人はいらない』という差別があると知り、ショックだった」と涙ぐみながら証言した。医学部の合格がかなわず、今は他大学の薬学部に通う。

動揺した母から暴力

 東京医科大について女性は「…

この記事は有料会員記事です。残り1340文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
Think Gender

Think Gender

男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]