携帯、乗り換えてもメルアド持ち運びOK 大手3社が有料で年内開始

杉山歩
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 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社は、自社のメールアドレス(キャリアメール)を、他の通信会社に乗り換えても使えるようにする有料サービスを年内に始める。これまでは他社に契約変更すると使えなくなったが、総務省が乗り換えの妨げになっているとして年内の実施を求めていた。

 3社のキャリアメールは、アドレスが「@docomo.ne.jp」(ドコモ)、「@ezweb.ne.jp」(KDDI)、「@softbank.ne.jp」(ソフトバンク)などで終わる。有料サービスを使えば、楽天モバイルを含む他の携帯大手や、ahamoやpovoなどのオンライン専用プラン、格安スマホ事業者(MVNO)などでも使えるようになる。

 ドコモは16日、KDDI(UQモバイルのアドレスを除く)は20日から、1アドレスあたり月額330円(税込み)で提供する。回線の解約から31日以内にホームページなどで手続きする必要があり、名前などの情報を管理する「dアカウント」や「au ID」などの登録が条件となる。ソフトバンクは近日中にサービスの詳細を発表する。

 総務省が昨年実施したアンケートでは、キャリアメールを週1回以上受信する人が67・7%を占めた。同省の別の調査では、乗り換えを考えない理由にキャリアメールのアドレスが使えないことを挙げた人が約20%おり、「持ち運び」の早期実現を3社に促していた。(杉山歩)