元シベリア抑留者、90代3人「遺骨収集の態勢強化を」

編集委員・北野隆一
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 戦後の旧ソ連によるシベリア抑留問題の解決を求める集会が15日、国会内であり、90代の元シベリア抑留者3人が出席して、抑留犠牲者の遺骨収集事業の態勢強化などを訴えた。

 集会は1956年調印の日ソ共同宣言65周年を記念して開催。主催した「シベリア抑留者支援・記録センター」世話人の西倉勝さん(96)が「犠牲者の半数以上の遺骨が収集されず、外国籍抑留者への特別給付金も支給されていない」と課題を列挙した。

 北海道利尻町の吉田欽哉さん(96)は埋葬地の写真を示し、「永久凍土は人力では掘れない。重機などを導入し、遺骨が早く日本に帰れるよう取り組んでほしい」と求めた。厚生労働省外務省の担当者は「コロナ禍で移動が制限されているが、ロシア政府とオンラインで協議し、(遺骨収集)事業を進める」などと答えた。(編集委員・北野隆一