その才能が五輪メダリストに重なった 二刀流の高校生スプリンター

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加藤秀彬
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 陸上男子100メートルの柳田大輝(ひろき)(東農大二高3年)にとって、2021年は忘れられない一年になった。「思い描いていたより、はるか上にいけました」

 周囲を驚かせたのは6月、東京オリンピック(五輪)の選考会を兼ねた日本選手権の準決勝だった。

 同じ組には日本記録保持者・山県亮太、前記録保持者のサニブラウン・ハキームがいた。大きなストライドで前半から食らいつくと、山県に次ぐ2着でフィニッシュした。

 10秒22。桐生祥秀に続き、サニブラウンに並ぶ高校歴代2位の好記録だった。

 高校1年まで、走り幅跳びのジャンパーとしてその名を知られていた。全国中学校体育大会や国体を制した。

 幅跳びと並行して取り組んでいた100メートルが急成長を遂げたのは、高校に入ってからだ。

 「これはものが違うなあ」…

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