「最後に笑って」降格、退任の大分・片野坂監督 天皇杯決勝への思い

倉富竜太
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 サッカーJ1の大分トリニータの片野坂知宏監督が15日、オンラインで記者会見を開いた。今季での退任が決まっており、19日に国立競技場で開かれる天皇杯の決勝が、トリニータで指揮をとる最後の試合になる。決勝に向けての思いを語った。

 天皇杯準決勝の勝利については「J2への降格が決まり、そこから選手もやるべきことに集中し、リーグ戦で2連勝し、その勢いで天皇杯の準決勝も粘り強く戦って、何とか勝ち上がれた」と語った。

 降格が決まった後の連勝については、選手たちのメンタル面が大きかったという。「メンタル的なものを前向きにできるように心掛けてやった。降格が決まり、くやしくて、残念で、そこはしっかりと切り替えるようにした」と言う。

 片野坂監督は6年間、「目の前の試合に向け準備をしよう」と選手に言い続けてきた。「降格が決まってから選手が、トリニータとして戦う使命を全うしてくれた。サポーターが喜んでくれる試合を示さないといけないということに集中し、ピッチで出し切ってくれた」と語った。

 トリニータで指揮をとる最後の試合を間もなく迎える心境については、「最後の試合が天皇杯の101回目の決勝戦で、とても幸せだな、と思う。国立競技場で素晴らしい相手とタイトルを争うことを楽しみにしている」と喜んだ。そのうえで「今季のリーグ戦で、つらい残念な思いをしたが、その思いを決勝戦にぶつけたい」「タイトルをとって、最後に笑って、サポーターと喜んで終えるのが幸せだと思う。タイトルがとれるよう準備をしていきたい」と語った。(倉富竜太)