プーチン氏、北京五輪出席表明 「親愛なる友」習氏とオンライン会談

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北京=冨名腰隆、モスクワ=石橋亮介
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 ロシアのプーチン大統領は15日、中国の習近平(シーチンピン)国家主席とのオンライン会談で、来年2月の北京冬季五輪開会式への出席を表明した。米英豪などが政府関係者の参加を見送る「外交ボイコット」を決める中、ロシアが中国支持の姿勢を鮮明にした形だ。バイデン米政権が「専制主義国家」と位置づけた中ロが、関係強化を加速させている。

 両氏のオンライン会談は6月以来で、約70分続いた。会談冒頭、プーチン氏は習氏を「親愛なる友」と呼び、「来年2月、ようやく北京で直接会えると期待している。会談し、ともに五輪開会式に出よう。象徴的なイベントに招待いただき感謝する。スポーツや五輪へのいかなる政治化も認めない」と語りかけた。習氏もプーチン氏の訪中を「楽しみにしている」と応じた。

 プーチン氏の五輪参加表明は、米国から始まった外交ボイコットの広がりを止めるため、中国が求めてきた。中国外務省は11月下旬、「プーチン氏は五輪参加を快諾した」と早々に発表。首脳外交の日程を直前まで伏せる中国では、異例の対応だった。

 ドーピング問題で処分を受けたロシアは今回、東京五輪に続いて国歌、国旗、紋章の使用が禁じられ、選手は個人資格で出場する。プーチン氏の開会式出席は、その意味でも特別だ。

 新型コロナ拡大後、中国は感染対策を理由に外国要人の北京訪問を認めず、習氏の外遊も見送ってきた。中国はプーチン氏の訪中を「習外交の再始動」(外交筋)とも位置づけている。

 中ロが距離を縮める背景には…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2021年12月16日9時29分 投稿

    【解説】会談後のロシア側の発表では、プーチン大統領はNATOの拡大中止を法的に保証するようバイデン米大統領に求めたことについて説明し、習主席も支持したそうです。また、米英豪による軍事協力の枠組みAUKUSの創設については、中ロ双方共に懸念を表明した

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