第10回「誰もそんなこと言ってくれねぇ」あの騒動、談志は小朝につぶやいた

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聞き手・井上秀樹
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 今年、没後20年の古今亭志ん朝と没後10年の立川談志。打倒志ん朝にひそかに執念を燃やす柳家小三治、天才ならではの苦悩をさらす談志など、春風亭小朝さんは、そんな驚きの逸話を次々と明かしました。立川流創設の経緯など、2人にはまだ見ぬ横顔がありそうです。

落語家・春風亭小朝さん

 楽屋の雰囲気が一変する二人でしたよね。志ん朝師匠は、血統書つき若旦那に対する尊敬みたいなのがあって、ぱっと楽屋も華やかになりますからね。談志師匠は、ぴりぴりしてる感じですかね、入る時間になると、前座の顔つきがだんだん変わってくる。遅れて入ってきて、パフォーマンスが毎回違うので、周りが振り回される感じですよね。

 うちの師匠(五代目春風亭柳朝)と志ん朝師匠が二朝会をやってらしたので、お稽古してもらいましたけど、真打ちになってからですかね、いろいろお話をするようになったのは。

落語界でライバルと目された没後20年の古今亭志ん朝と、没後10年の立川談志は、ともに若手の頃から人気を博し、いまでも本やCDが売れています。根強いファンのいる魅力は何か。ゆかりの人々に聞きました

 ――どんな話を。

 なんかわかるんですね、落語…

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