斎藤八段は無傷の6勝、羽生九段は2勝で望みつなぐ 将棋A級順位戦

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佐藤圭司
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 将棋の渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=への挑戦権を、実力トップとされるA級棋士10人が総当たりのリーグ戦で争う「第80期将棋名人戦・A級順位戦」(朝日新聞社・毎日新聞社主催)の6回戦全5局のうち、佐藤天彦九段(33)―斎藤慎太郎八段(28)戦、羽生善治九段(51)―山崎隆之八段(40)戦の2局が15日、大阪市福島区関西将棋会館で指された。

 5回戦終了時点でただ一人、負け知らずの5連勝だった斎藤八段と、3勝2敗の佐藤天彦九段の対戦は、名人挑戦権争いを大きく左右する重要対局と注目されていた。相居飛車の将棋になり、「序盤で工夫を見せた斎藤八段がリードを奪った」と検討陣は見ていたが、佐藤天彦九段も的確に反撃し、激しい攻め合いに突入。最後にギリギリの受けを見せた斎藤八段が86手で勝利。勝った斎藤八段は6勝0敗、敗れた佐藤天彦九段は3勝3敗。終局は15日午後11時28分だった。

 一方、羽生九段―山崎八段戦は1勝4敗同士の対戦。敗者は今期A級の負け越しが決まる。A級の地位を守るため、負けられない一局だった。戦型は相居飛車。後手の山崎八段が序盤から独創的な指し手を重ねたのに対し、羽生九段は自然な駒組みで対応。

 「両対局者の持ち味がすごく…

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    村瀬信也
    (朝日新聞記者=文化、将棋)
    2021年12月16日10時26分 投稿
    【視点】

    2期連続挑戦を目指す斎藤慎太郎八段の対局と共に大きな注目を集めたのが、羽生善治九段―山崎隆之八段戦でした。結果は羽生九段が制して今期A級2勝目。中盤戦の大きな山場と言える一戦でした。 羽生九段は永世名人の資格を持ち、1993年からA級・名