米ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイドさん(当時46)の身柄を不合理に拘束し、憲法上の権利を侵害したなどとして、連邦法違反の罪で起訴された白人の元警官、デレク・チョービン被告(45)が15日、地元の連邦地裁に出廷し、罪を認めた。正式な裁判は開かれないことになる。
チョービン被告はすでに、州法上の第2級殺人罪などで州裁判所から禁錮22年半の実刑判決を言い渡されている。これとは別に地元の大陪審からも5月に起訴され、9月に無罪を主張していたが、その後、刑の服役について検察側と司法取引をした。
裁判所に提出された書面によると、チョービン被告は罪を認める代わりに、最高刑が終身刑の連邦法違反の刑期を、禁錮20~25年とすることで検察側と合意した。最終的な刑期は連邦地裁が決めるが、州裁判所が出した禁錮22年半に今回の刑期を足すという単純な合算はされない。
また、チョービン被告は州の…