フードロス減と働く場所と 「夜パン」がめざすもの

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井手さゆり
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 夜のパン屋さん。通称「夜パン」。週に3回、本屋の軒先を借りた店で売られているのは、さまざまなパン屋から集められたパンだ。開業から1年。フードロスを減らす支援の輪が少しずつ広がっている。

 ハード系、総菜系、食パン。11月の木曜日の午後7時前、東京・神楽坂の「かもめブックス」の軒先の卓上に、都内の6店舗から集められたパンが並べられた。子どもと家路を急ぐ母親、通りすがりの会社員、若いカップル、近所に住むお年寄り。オレンジ色の光に吸い寄せられるように人だかりができた。

 手がけているのは、「ビッグイシュー日本」(大阪市北区)の東京事務所。ホームレス状態の人らが路上で販売し、売り上げの一部を生活資金に充ててきた雑誌「ビッグイシュー日本版」の発行元の会社だ。2020年10月に、このパン屋を始めた。

 「みんなに配って終わるのではなく、何かが循環するような、お金が生まれるようなプロジェクトができたらうれしい」。19年末に寄付を寄せた男性の、そんな願いが発端だった。

 同社の関連NPO法人「ビッ…

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    奥山晶二郎
    (サムライトCCO=メディア)
    2021年12月18日20時39分 投稿
    【視点】

    場所が本屋の軒先というのが新しいと思いました。 「かもめブックス」さんは校閲会社が始めた本屋として知られます。 カフェやギャラリーなど様々な取り組みを本屋という場所を土台に展開しています。 「かもめブックス」さんと、「ビッ

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    清川卓史
    (朝日新聞編集委員=社会保障、貧困など)
    2021年12月18日12時17分 投稿
    【視点】

     先日、困窮した学生向けに食品配布会を開催する学生団体のメンバーを取材しました。なぜ活動に参加したのかという動機を聞いていて、SDGs、食品ロス削減への高い関心を肌で感じました。「夜のパン屋さん」の広がりは、こうした若い世代の意識とつながっ