中国紙の名物編集長が退任 テニス選手「無事」動画投稿で物議

北京=高田正幸
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 中国共産党機関紙の人民日報系「環球時報」の編集長で、党や政府の立場を擁護する強気な発言で知られる胡錫進氏(61)が16日、SNS「微博」で退任を発表した。年齢を考慮したと説明している。今後は同紙の特約コメンテーターに就くといい、「引き続き党の世論工作に力を尽くす」とコメントしている。

 中国メディアによると、胡氏は人民日報の記者などを経て、2005年から環球時報の編集長を務めた。SNSで2400万人超のフォロワーがいるなど、中国メディア界を代表する名物編集長として知られている。

 党元高官から性被害を受けたとSNSで告発したとされる著名プロテニス選手の彭帥さん(35)の安否が懸念されている問題では、彭さんがテニス大会に出席したとする動画をツイッターで公開して「無事」を主張していた。(北京=高田正幸)