京都精華大生刺殺、1月で15年 元指導教員ら協力、動画で情報募る

小松万希子
[PR]

 2007年に京都市左京区岩倉の路上で、京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん(当時20)が刺殺された事件が、来年1月で未解決のまま15年を迎える。京都府警は、目撃された犯人の特徴など事件の詳細を伝える動画を新たに作製。公式ユーチューブチャンネルで公開し、情報提供を呼びかけている。

 千葉さんは、07年1月15日午後7時45分ごろ、自転車で帰宅中に、身長170~180センチほどの20~30歳くらいの男に刺され、死亡した。府警には今年の1~10月に47件、これまでに約1260件の情報が寄せられたが、犯人の特定には至っていない。

 動画は、千葉さんを指導した大学の教員らが制作した事件についての漫画をもとに作製。府警の警察官がナレーションを付け、事件の日時や場所、犯人と思われる人物の目撃情報や特徴などを、約15分で解説している。府警刑事企画課の担当者は「チラシを直接配るのには限界もある。ネットを通じて、一人でも多くの人の目にとまってもらえれば」と話す。

 警察庁はこの事件について、解決につながる情報提供者に出す捜査特別報奨金(上限300万円)の期間を、来年12月13日まで延長した。14日には、延長に合わせて地下鉄国際会館駅前の広場で、下鴨署や捜査本部員ら約10人が、犯人の特徴などを示したチラシを入れたティッシュを配布。仕事や学校帰りの近隣住民らに「ささいな情報でもお寄せください」と呼びかけた。情報提供は、下鴨署の捜査本部(0120・230・663)へ。(小松万希子)