練行衆11人決まる 来春の東大寺「お水取り」

米田千佐子
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 奈良市東大寺は16日、来春の修二会(しゅにえ、お水取り)でこもる「練行衆(れんぎょうしゅう)」と呼ばれる僧侶11人と配役を発表した。新型コロナウイルス感染対策については検討が続いている。

 お水取りは東大寺境内の二月堂(国宝)で営まれる。二月堂の本尊十一面観音に日頃の過ちを懺悔(さんげ)し、五穀豊穣(ほうじょう)や天下泰安などを祈る。大仏開眼と同じ752年に始まったとされ、来春で1271回目。例年2月20日から準備期間の別火、3月1日から本行が始まる。

 東大寺の初代別当(住職)良弁(ろうべん)の命日に合わせ、毎年この日に配役の発表がある。午前8時半ごろ、法華堂手水舎(ちょうずのや)に集まった僧侶を前に、狹川(さがわ)普文別当が一人ひとりの配役と自坊を読み上げた。

 今年は練行衆が隔離生活を送ったほか、参拝者数を制限するなどの感染対策を取った。東大寺によると、来年に向けて10月から医師らと感染対策の話し合いを続けており、12月25日の協議を受けて、練行衆のこもり方や参拝などについて決めるという。(米田千佐子)

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 配役は次の通り。尾上徳峰さんは祥明寺(福岡県)、池田圭誠さんは金龍寺(奈良市)、中田定慧さんは隔夜寺(奈良市)、望月大仙さんは普賢光明寺(神奈川県)。その他は東大寺の僧侶。以下、敬称略。

 【四職(ししき、役職者)】和上(わじょう、授戒者)=橋村公英▽大導師(祈りの先導役)=上司永照▽咒師(しゅし、密教・神道作法担当)=上野周真▽堂司(どうつかさ、進行監督)=尾上徳峰

 【平衆(ひらしゅう)】北座衆之一=池田圭誠▽南座衆之一=佐保山暁祥▽北座衆之二=中田定慧▽南座衆之二=平岡慎紹▽中灯(ちゅうとう)=狹川光俊▽権処世界(ごんしょせかい)=清水公仁▽処世界=望月大仙