8人以上の宴会に半額補助、2次会なら商品券も 市に申し込み多数

松本英仁
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 新型コロナ禍を受けた飲食業界への支援策として、新潟県糸魚川市が、条件を満たす8人以上の宴会に対して最大半額分を補助する事業を始めた。煩雑な手続きに懸念の声もあったが、2次会にも別に補助を出す手厚さで、すでに申し込みが約5千人分に上っている。

 市によると、補助対象は一定の感染対策が認定された約130店。1人あたりの費用が4千円以上で出席者が8人以上の宴会なら、出席者1人に2千円分の市内共通商品券を交付する。さらに、同じ日に別の店で1人2千円以上の2次会をすると、1人に1千円分の商品券を追加する。

 11月29日の市議会定例会で、市が提出した総額4860万円の関連予算案が可決され、同30日から始まった。来年4月末まで。

 ただ、補助を受ける手続きは、①宴会10日前までに実施計画書を市に提出②「交付決定通知書」と事業のチラシを受け取る③チラシと出席者全員の写真を撮影④参加人数や金額、店舗名など記入の領収書を受け取る⑤30日以内に写真や領収書を添えて報告書を市に提出――というもの。感染が広がった場合、事業の中断や中止もあるという。

 この手続きについて、「もっと手続きを簡単に」(市議の一人)。「事業はありがたいが煩雑すぎて分かりにくい」(飲食店の女性経営者)など効果をいぶかる声もあった。しかし、糸魚川市によると、16日現在、417件(約5千人分)の計画書の提出があったという。商品券の発送はこれからだが、担当者は「手続きが煩雑で心配したが予想以上。参加者全員に恩恵をと幹事さんに頑張ってもらっていて、ありがたい限りです」と声を弾ませた。

 市はほかに飲食業界支援として、宿泊業者も含めて広告や誘客を支援する事業費計1300万円も予算計上した。(松本英仁)