中村鴈治郎さん、中村扇雀さんが語る父・坂田藤十郎さん

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増田愛子
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 京都・南座の吉例顔見世(かおみせ)興行に出演中の中村鴈治郎さん、中村扇雀さん兄弟をゲストに迎えた、オンラインイベント〈かぶき特等席〉第2回。京都市内で6日にあった収録では、2020年11月に88歳で亡くなった父・坂田藤十郎さんの思い出や、上方歌舞伎の今後について、兄弟が思いを語りました。

曽根崎心中」 幕切れの演出 変えた理由

 この公演で2人が共演する「曽根崎心中」は、藤十郎さんの三回忌追善を掲げる。「役者にとって追善狂言が上演できることは、自分が継承していくと皆さんにお披露目できるということ。ありがたいし、責任を感じます」と扇雀さん。

 しょうゆ屋の手代徳兵衛(鴈治郎)と遊女のお初(扇雀)、若い2人が一途な恋ゆえに心中へとひた走る物語。お初は、藤十郎さんが21歳で初演して以来、生涯に1401回演じた当たり役だ。

 「70歳、80歳になっても、父は年齢を一切感じさせませんでした。『絶対にかわいく見える』という自負があったと思います。白塗りにしていない稽古の時から、お初になりきっていました」。藤十郎さん演じるお初の相手役として、徳兵衛を何度も務めてきた鴈治郎さんは、そう振り返る。

〈かぶき特等席〉第3回 1月8日15時~

〈かぶき特等席〉第3回「初芝居開幕 花形大いに語る」を1月8日15時から配信します。ゲストは東京・歌舞伎座の1月公演「寿 初春大歌舞伎」に出演する、尾上松也さん、中村歌昇さん、坂東巳之助さんです。詳細はこちら(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11006487別ウインドウで開きます)。

 今回、2人で相談し、幕切れ…

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