溶けた窓枠、救助求める女性 運ばれる人相次ぐ 大阪のビル火災

大阪・北新地のビル火災

【動画】大阪・北新地で火災=白井伸洋撮影
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 大阪・梅田の繁華街が17日朝、騒然とした。消防車両が続々と集まり、救急隊員らにより担架が次々と運ばれていった。

 医療クリニックなどが入る雑居ビルの4階部分が燃えていた。熱で溶けたとみられる窓枠がはがれて道路にバラバラと落ちた。上の方の窓からは、女性が外に向かって手を振り、救助を求める様子が見られた。

 通報から間もない午前10時半ごろ、現場にはしご車が到着。放水で火の勢いを弱めた後、はしごを上階まで伸ばし、消防隊員らが「大丈夫か」「頑張れ」と声をかけながら女性を救助した。

 その後、ビル内に入った消防隊員らは、すすで黒くなって動かない男性や、シートで覆った人らを運び出していた。

 隣のビルで働く男性(60)は「煙のにおいがしたので、すぐに従業員ら3人と退去した。4階から消防隊員が顔を出し、そこにはしごをかけて2人を救助しているのを見た。消防隊員の服は真っ黒で、ビル内の煙がすごかったのではないか」と話した。

 現場近くの電器店で働く男性スタッフは出火当時、現場のビルの隣のカフェにいた。「外に出ると、ビルの4階全体から炎が出ていた。火がフロア全体に回っていたので、階段やエレベーターが使えず、避難できなかったのではないか」と心配そうに話した。

 現場周辺では大通りの信号も消え、多数の警察官が交通誘導にあたった。

 現場のビルが面する四つ橋筋は北向き一方通行で、約400メートル南の渡辺橋南詰の交差点から通行止めになっていた。