「足があるかないかより、何ができるか」 義足がくれた夢

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川村さくら
【動画】北海道から日本代表を目指す、車いすバスケの碓井琴音選手=川村さくら撮影
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 車いすバスケットボールチーム「札幌ノースウィンド」(札幌市)に所属する碓井琴音選手(24)は日本代表の強化指定選手だ。この春から札幌市役所で働きながら、2024年パリ・パラリンピック大会を目指している。

 「障害がない、車いすバスケをしていない人生はもう考えられない」「障害が夢を具体化してくれた」。碓井選手からは前向きな言葉がどんどん出てくる。

 札幌ノースウィンドは1979年に結成され、現在道内では最も歴史のあるチームで、健常者を含む男女が所属する。碓井選手らは週1~2回、夜に市立札幌みなみの杜(もり)高等支援学校の体育館で練習をしている。

 碓井選手がバスケットボールを始めたのは小学1年のとき。熱心な指導者のもとでバスケに打ち込んだ。中学ではバスケ部に入り、ポジションはフォワードだった。

 中2のとき、右足のくるぶしあたりが腫れだした。骨肉腫。切断するかどうかの決断を迫られた。足を残しても走れない可能性がある。一方で義足にすれば再び走れるかもしれない。ひざから下を切断し、義足との人生を選んだ。「足があるかないかより、大切なのは、何ができるか。足を切るのも、ポジティブな決断だったんです」

 高校ではバスケ部でマネジャーをした。車いすバスケに出会ったのは高3の夏だ。もう一度バスケをしたい。インターネットで見つけたのが「ノースウィンド」だった。

 碓井選手は義足をつけて生活…

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