コメディアンで歌手、俳優としても活躍し、昨年12月に78歳で亡くなった小松政夫さんの未発表曲を収録したCDが作られた。「小松さんに最後の花道を」。そんな思いを込め、小松さんの誕生日の1月10日に発売する。
「これが小松さんの、最後のCDになります」。制作に奔走したのは、SMAPの「俺たちに明日はある」、嵐の「PIKA☆NCHI」などの曲を手がけてきた作詞家の相田毅さん(63)だ。
追悼のCD、小松さんの誕生日に
収録されるのは相田さんが作詞して2016年に発売された「親父(おやじ)の名字で生きてます」と、未発表で相田さん作詞・堀内孝雄さん作曲の「赤いポストのように」、未発売で小松さん作詞作曲の「エライあんたのロックンロール」の全3曲。6~7年前に録音を終えており、追悼の意味で世に出すという。
インディーズのため大手のレコード店には流通しないが、2月以降はアマゾンでも販売するという。
相田さんと小松さんが知り合ったのは10年ごろ。「あんたはエライ!」の決めゼリフや「電線音頭」「しらけ鳥音頭」で1970年代を中心に大活躍した小松さんを囲み、もう一度もり立てようという業界関係者の集いに誘われて参加したのがきっかけだった。
それまで面識はなかったが「お笑いも芝居も歌もこなす、すごい人。僕ら世代の憧れ」との出会いに心が躍った。
記事の後半では、ミュージックビデオに出演する俳優の伊藤蘭さんの思いも紹介します。小松さんとは、人気番組で共演していた縁がありました。
当時、小松さんの曲は「デン…