山内俊夫・元参院議員、1億円横領の罪で起訴「返すつもりだった」

高嶋将之、田中紳顕
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 投資会社に出資させた約28億円の一部を着服したとして、東京地検は17日、元参院議員の山内俊夫容疑者(75)=東京都港区=を業務上横領の罪で起訴した。

 捜査関係者によると、山内容疑者は2019年3月、経営に関与していた羽田空港格納庫合同会社東京都渋谷区)の資金の一部約1億円を着服したとされる。直後には土地を私的に買うために売り主側に計約1億円を払っており、流用した疑いがあるという。

 この合同会社は、山内容疑者が代表理事を務める一般社団法人が代表社員で、山内容疑者の旧知の投資会社「マルナカホールディングス」(高松市)が社員だった。山内容疑者はマルナカに「格納庫を買えば50億~60億円で転売できる」などと説明し、マルナカは約28億円を出資。合同会社名義で国有地に立つ格納庫を買っていた。関係者によると、山内容疑者は逮捕後、「(流用したとされる)資金は格納庫の転売後に返すつもりだった」と話していたという。(高嶋将之、田中紳顕)