中国恒大を格下げ、「一部デフォルト」に 米格付け会社S&P

北京=西山明宏
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 米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは17日、経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団の格付けを「CC」から選択的債務不履行(デフォルト)を意味する「SD」に引き下げたと発表した。11月6日に支払期限が来た米ドル建て社債の利息8249万ドル(約94億円)分について、猶予期間を過ぎても支払えなかったことなどが理由としている。

 S&PはSDについて、「債務者がある特定の債務を選択して不履行としたものの、その他の債務については期日通りに支払いを継続する」と判断する場合に付与するという。

 S&Pは今回の格下げの理由について、恒大はいまだ利払いの詳細を発表していないとした上で、「支払っていないと指摘する広範なメディアの報道は説得力があると評価した」と説明している。また、恒大の要求により、今後は同社の格付けをやめるという。

 大手格付け会社のフィッチ・レーティングスも9日、恒大の格付けを部分的なデフォルトを意味する「RD」に引き下げていた。(北京=西山明宏)