がっつり、甘酸っぱい 高校生が青春イメージしたパン、コンビニに

佐々木洋輔
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 札幌市厚別区にある札幌東商業高校のマーケティング部の生徒が、コンビニエンスストア大手「ローソン」とパンを共同開発した。「青春」をイメージした2品ができあがった。

 開発したパンは、焼きうどんと野菜炒めをロールパンに挟んだ焼きうどんパン(税込み180円)と、イチゴジャムとチョコクリームをのせたデニッシュパン(同150円)の2種類。北海道内のローソン約680店舗で販売している。

 札幌市とローソンの「さっぽろまちづくりパートナー協定」に基づく地域活性化の取り組み。開発に携わった副部長の桜井翠さん(15)は「ストーリーを大事にした」と話す。

 例えば、焼きうどんパンの売りはボリューム満点なところだが、部活動の前や帰りの空腹の高校生が食べるのを想定した。焼きそばパンのように人気があって、しっかりエネルギー補給もできるという購入までのストーリーを考えた。

 デニッシュパンは、レモン果汁を入れたイチゴジャムの酸っぱさとチョコの甘みが味わえるようにした。青春の甘酸っぱさをイメージしたという。

 約半年かけて開発した商品に、ローソンの関係者も「高校生らしいアイデアが詰まっている」と評価。桜井さんは「緊張の商談と試作を重ねてできたパンが、身近なコンビニに並んでうれしい」と話した。(佐々木洋輔)

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