岸田文雄首相は18日、今月末までとしている新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受けた水際対策強化について、「オミクロン株の実態がより明らかになるまで、少なくとも年末年始の状況はしっかり見極めた上で、その先については考えるべきではないか」と述べた。東京都内で記者団に話した。
政府は11月30日から、全世界からの外国人の新規入国停止や、日本人入国に対する国指定の宿泊施設での待機など、水際対策を強化した。期間は12月31日までの1カ月だが、政府は延長を検討している。
首相は17日、医療従事者と高齢者を対象にした3回目のワクチン接種の前倒しや、飲める治療薬の提供、予約不要の無料検査を全都道府県で開始するための準備などの対策を新たに表明した。首相はこれらの対策についても触れ、「こうした体制を水際対策と合わせて、しっかりやっている。みなさんの不安を抑えるために、引き続きしっかりと取り組んでいきたい」と強調した。
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