「報酬額79万円」期待してコンビニへ 店員2人がかりで詐欺を防ぐ

神谷裕司
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 インターネットの架空料金請求詐欺の被害を未然に防いだとして宮崎県警都城署(中嶋信行署長)は16日、ローソン牟田町店(都城市)の従業員、川畑絵菜さん(29)と小林智子さん(28)に署長感謝状を贈った。2人の代理として店長の福元のぞみさん(44)が受け取った。

 福元さんと川畑さんは10月にもネット詐欺を防ぎ、署長感謝状が贈られた。川畑さんには2回目の感謝状贈呈となった。

 福元さんや署によると、今月7日、60代の男性が店を訪れ、小林さんに1万円分の電子マネーの購入方法を尋ねてきた。小林さんは「スマホの画面を見せてくれませんか」と声をかけた。画面を見て詐欺ではないかと思い、川畑さんに相談。2人で警察に連絡したり、男性を引きとめたりして被害を防いだという。

 男性は今月上旬、スマホに「マッチング会員とメールのやり取りをすれば報酬がもらえる」とのメッセージが送られ、メールアドレスを登録。女性だとする会員とメールでやり取りを続けたところ「報酬額79万4600円」「保証認証コードの発行費用として1万円分の電子マネーが必要」などのメッセージが送信されたという。

 福元さんは「私たちがネット詐欺の防波堤だと思う。少しでも不審に思えば積極的に『何に使うのですか』などと声をかけるようにしている。従業員だけでも対応できるようになった」と話した。(神谷裕司)