ミャンマーのカレン州で戦闘 住民2500人がタイへ避難

ミャンマーはいま

翁長忠雄
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 ミャンマー東部カレン州で、ミャンマー国軍と少数民族カレンの武装勢力の間で戦闘が起き、住民約2500人がタイに避難した。国軍が武装勢力の支配地域に身を潜める民主派を摘発したことをきっかけに戦闘に発展したとみられる。

 ミャンマーのクーデター後に国軍に免許を剝奪(はくだつ)されたメディアなどによると、武装勢力「カレン民族同盟」(KNU)が支配するレイケイコー村で14日、ミャンマー国軍が、国民民主連盟(NLD)の元国会議員を含む30人余りを逮捕したのが発端。15日には国軍とKNUなどカレン民族の武装組織の間で戦闘が起きた。国軍は民主派勢力による「統一政府」の武装組織が駐留しているとみなす一帯に砲撃したという。

 ロイター通信はタイの地元当局者の話として、戦闘は国境から約500メートルのエリアで起き、砲弾がタイ領内にも着弾したと伝えた。戦闘で国軍兵士十数人が死亡したとの情報がある。

 タイのメディアによると、17日までに少なくとも2500人が川を渡ってタイに避難した。人道支援団体によると、このうち545人は子どもだという。

 国軍は3月にもクーデターを批判して市民の抗議デモを支持するなどしたKNUの支配地域を空爆している。(翁長忠雄)