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オミクロン拡大に先手、オランダでロックダウン 政府「家にいて」

新型コロナウイルス

ブリュッセル=青田秀樹
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 感染力が高いとされる新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への対応として、オランダが19日、大半の商店の店舗営業を禁じる「ロックダウン」に入った。少なくとも1月14日まで続けるという。保健当局は「オミクロン株が急速に広がり、年内には主流になる」と予測。クリスマスで街がにぎわい人々が集う時期だが、オランダ政府は「可能な限り家にいてほしい」と呼びかけている。

 18日の発表によると、スーパーや医薬品などの生活必需品を扱う店の営業は午後8時までとし、それ以外の店は商品の受け渡しに限定、飲食店も持ち帰り営業だけが認められる。映画館やコンサートホールも閉鎖される。人出を抑え、他人との接触を避けるためだ。自宅に迎えられる人数(子どもを除く)を2人までとし、クリスマスや元日でも4人を上限とした。

 オランダでは1日の新規感染が1万5千人程度で、ほぼ連日2万人を超えていた11月中旬から12月初めよりは減っている。また、オミクロン株の感染は12月中旬時点で計100人余りだが、「オミクロン株が急速に広がり、医療機関の対応能力を超えてしまう可能性が現実味を帯びている」と説明して、規制強化に理解を求めた。(ブリュッセル=青田秀樹)

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