司法判断に揺れる地方議会 不本意な懲罰には提訴、少数派の味方に?

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編集委員・石橋英昭
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 地方議会での処分が除名だけでなく、出席停止も司法の審査の対象になると従来の判例が変わってから、1年余りがたつ。背中を押されるように、全国各地の議員が不当な懲罰を科された、と相次いで裁判を起こしている。地方議会で何が起きているのか。

 きっかけは、元宮城県岩沼市議の大友健さん(72)が起こした裁判だった。

 定数18人中3人の少数会派にいた5年前、同じ会派の議員が海外の結婚式に出るため委員会を欠席し、陳謝処分を受けた。大友さんは議会運営委員会で、この議員がさらなる懲罰を避けるため「政治的妥協」で陳謝文を読み上げた、と発言。この発言が「品位を欠いた」とされ、大友さんが23日間の出席停止を科された。その取り消しを司法に求めた。

 ただ、判例の壁があった。地…

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