チリ大統領選、左派のボリッチ氏が当選確実 相手候補が敗北認める

サンティアゴ=岡田玄
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 南米チリで19日、ピニェラ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が投開票され、左派のガブリエル・ボリッチ下院議員(35)が当選を確実にした。

 選管発表によると、開票率は68・78%で、ボリッチ氏が55・2%を獲得。極右のホセ・カスト元下院議員(55)は44・8%で及ばなかった。

 ボリッチ氏は首都サンティアゴでの集会で「すべての人の権利が守られる国にする」と勝利宣言した。カスト氏は敗北を認め、ボリッチ氏に勝利を祝う電話をかけたとツイートした。

 チリでは、ピノチェト軍事独裁を経て、1990年に民政移管後、中道左派中道右派政権交代を繰り返してきた。だが、ピノチェト政権時代に導入された新自由主義経済体制は継続され、2019年10月以降、格差是正を求める声が強まっていた。(サンティアゴ=岡田玄)