史上初の甲子園から巨人入り 女子野球のエースが願う「普通」のこと

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山口史朗
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 白と黒とオレンジ。新しいユニホームに袖を通した島野愛友利(17)は、まず感謝の言葉を口にした。

 「新しい一歩を踏み出していただいたことは、すごくうれしいこと。女子野球にとってもありがたいことです」

 新しい一歩――。神戸弘陵高の女子野球部でプレーしていた島野にとって、そして女子野球にとって、未来へつながる道が開かれたのは、12月8日のことだ。

 プロ野球巨人が、女子硬式チームの創設と島野を含む4選手の入団を発表した。競技の普及とファン層拡大などが目的だ。

 ドラフト会議をへて入団が決まった男子選手らと同じように、ファン感謝祭で入団が発表された。

 「まさか、原監督に帽子をかぶせていただく機会があるとは思わなかった」。そして、付け加えた。

 「すべてがつながっている気がして、うれしくなりました」

 島野の頑張りが女子野球の未来を次へ、次へとつなげてきた。そう言っても過言ではない。

 兄2人は大阪桐蔭高と履正社高(大阪)でともに甲子園に出場した。2人の後を追い、小学生から白球を握るのは自然な流れだった。

 だが、すぐに「性別」の壁に直面する。

 男子は高校、大学、社会人と…

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